第22章 特殊能力6
リズミカルな包丁の音が鳴るキッチン。
なんだろうと覗くと、びっくりした。
「え、だれ!!?」
見知らぬ男性が料理をしていた。
まあ、立ち姿もエプロンも似合っているけど!!
ここは一応でも人の家だし!!!
「あれ、さっちゃーん。おはよー」
「る、瑠都くん。おはよう...」
平然とした顔で瑠都くんがキッチンに入って来た。
そして瑠都くんは見知らぬ男性の横に立ち、楽しそうに話始めた。
な、なんだ...
前からここに住んでた人で、今日帰ってきたんだぁ〜....
そんなわけあるか!!!
「ちょっと誰なんですか!!」
いい加減に質問に答えろ。