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平和な1日。
第20章 特殊能力5
ー颯希side
知らなかった。
璃玖斗があんなに思ってたなんて。
私は理解してたつもりだった。
お母さんの温もりを知らない璃玖斗。
きっと私以上に寂しかったはずだから。
でも。
きっと、たぶん。
私が思ってるのとは違うものがあるのかもしれない。
お姉ちゃん。
貴女は何を隠しているの?
どうして言わずに黙ってるの?
なんで県外に就職したの?
私には、何も理解できていなかった。
この先始まる大きな大きな衝突も。
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