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平和な1日。

第2章 episode1



「なんで私が!?」

「楓希にしか頼めないのよ!!!」

お願い、と必死に頼まれるもんだから気持ちが良いよと言いそうな感じになってくる。
決して口には出さないけど。

「あれれ、2人ともそこでなにやってんのぉ?」

瑠都さんが無邪気な笑顔で近づいてきた。

「あ、瑠都くん」

やっほー、とのんきに手を振る。

「なにやってんの夏希ちゃん」

漣音さんまで近づいてきた。

「ちょっとね」

漣音さんには少し冷たいな。

お姉ちゃんはそれからバッとこちらを向いた。
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