第18章 特殊能力3
「ちょっとばかし、テレビ行ってくるわ〜」
と、さぞ自慢げに出て行く漣音さん。
「あのね、研究所に病気のことで呼ばれちゃっててね」
申し訳なさそうにそう言い出て行く瑠都くん。
「....警察に解決依頼ある...」
ポツリと呟き、トボトボと出て行く渚人さん。
こうまで続けば、リトさんにも予定があるのかとチラリと視線を移すと。
「俺?俺は今日はフリーよ♪」
「意味不明です」
たぶん何もないということだろう。
じゃあ、今日はリトさんしかいないってことか。
ボードに書き込み、片付けにかかる。
昨日の歓迎パーティーで散らかしちゃったからなぁ。
特に漣音さんと瑠都くんがね。