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平和な1日。
第16章 特殊能力1
夕焼けが見えた。
もう夕方か。
「さっちゃんは優しいね。」
「優しくないよ。これが普通だよ」
そう、こんな優しさなんか誰でも持ち合わせてるんだから。
「やっぱり優しいよ、少なくとも僕はそう思う」
「....ありがとう」
なんだか今日は心が休まる日。
瑠都くんとちょっとだけ距離が縮まった気がした。
夕日に照らされて、アスファルトにうつる影。
その2つの影はなんだか仲良さそうにうつっていた。
それを、見つめる人物が1人。
「ね、姉ちゃんを....」
璃玖斗だった。
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