第15章 新章 episode１

「なあ、お前名前なんつーの」

「七嶺颯希です」

「なるほど。わかった。俺は長谷川漣音。よろしく〜」

ヒラヒラと手を振り、どこか行ってしまった。
なんだか分からない人だな...

そう思いつつ、料理開始。
いつまでも待たせるわけにはいかないし。

手際よく野菜を切っていく。

ここのキッチンって、なんかいろいろ最新な気がする...
冷蔵庫とかコンロ？とか。

金持ちか。

「姉ちゃん。おはよう」

璃玖斗が起きてきた。
そう言えば、こいつとは何かと一緒な気がする...