第13章 episode 特別編
「え、なんでよ。せっかく来たのにもう追い出されんの~、そりゃないぜー」
「良いから帰れ。てめぇが居ると姉ちゃんが傷つくんだよぉっ!!!」
「う、わっ!!ちょ、あぶねェよ~」
諒夜さんは璃玖斗により追い出された。
「ったく、なんなんだよ。あのクソ野郎が。出直して来いってんだ」
璃玖斗はそうブツブツ言いながら、入り口に塩をまいた。
諒夜さん、本当に鈍感だ。
私がどれだけヤキモチ妬いたって、聞いてはくれないんだもの。
彼女なんか、ただの形?
それとも飾り?
そんなのだったら、絶対にヤダよ....