虹彩異色症の女神さんは2人の炎に愛されました【エース・サボ】
第11章 さよならとありがとう
「おい!オルブライトはどこだ!!!」
「インペルダウンへ・・・」
「こんな時にか!!?」
「どうしてもと・・・・」
「!!!?」
『お久しぶり』
「・・・っク」
『いい気味だわ、』
レベル6。
エースの檻の前で冷ややかな視線をなげる。
口元に笑みを浮かべて。
『あー、おっかしい。強がってたのは見栄っ張り?』
「・・・黙れ」
『命令される筋合いはないわ
私は怒っているのよ
前、あなたも言ったでしょう?』
「消えてくれ・・・」
『愚か、弱い。
結局、あんたもロジャーと同じように公開処刑。
笑えるわ』
声を殺して嗤った。
嘲って見つめた。
『ロジャーと同じ粋筋を辿るのね
さようなら
エース・・・さんッ』
「アリス・・・」
もう何の感情もないの。
冷めた思いだけ。
大好きは、大嫌いに変わってしまったの。