虹彩異色症の女神さんは2人の炎に愛されました【エース・サボ】
第11章 さよならとありがとう
エースはアリスを置いて出た。
アリスも分かっていた。
絶望に染まった色の瞳。
エースはバナロ島を目指した。
すべてを振り切って。
思考がショックで回らないアリス。
何を考えたのか電伝虫を手に取った。
「何用だ。」
『・・・私』
「あぁ、」
『七武海になるわ』
「急に・・・」
『早く、来て』
それだけ言って切った。
エース、あなたのことを、忘れるため。
本気で裏切るわ。
許して。
次の日、アリスは海軍の船に乗った。
本部へ向かっていった。
常に右目を赤に染めて・・・