第10章 ネコは高いところがお好き
おまけ
~試験官Side~
「驚いたわ…221番のあの子
滅多に人に近づかないクモワシが
あんなことするなんて」
「普通、あれだけ人の気配があれば
クモワシも離れているハズですが…」
「そういえばその子、一回登ってきたよね
ほら、メンチスゴい驚いてたでしょ」
「あーあの時ね!
だって開始してから10分位しか経って
なかったのよ?」
「彼は何やら探しているようでしたが…?」
「ほっほっ あの子が探しておったのは
傷を癒す野草じゃよ
大方あのクモワシがケガでもして
動けんで居るところを見つけたんじゃろ
優しい子じゃわい」
「なるほど。あの身のこなしといい
その優しさといい…
有望なハンターになりそうですな」
「…うーん」
「どうしたの?ブハラ」
「いや…ちょっとだけ見えた髪の毛がさ
何かで読んだことあったなぁ
って思い出したんだよね」
「?そう?」
「ほっほっほっ
結果が楽しみじゃわい」