第1章 再会から
「今は、家で一人で飲んでたんですけど」
「あー、そう。じゃあ今から家行くわ、はなんちに。」
...は?
家に行くって...うちに来るってこと!?
「えっ、いきなりは流石にっ、てかなんでうち!?」
「一人で飲んでるんでしょ?俺も一緒に飲みたいから混ぜてよ。行く途中買い込んで来るし」
正直嵐の二宮和也とサシで飲めるチャンスなんて一生に一度だってないことだから嬉しいに決まってる。
だけど、私素っぴんで部屋着だし
部屋汚いし
「あー、部屋汚いとか格好とか気にしないから大丈夫ですよ。とりあえず向かうから住所教えて」
完全に心を読まれて逃げ場を無くした私は大人しく住所を教えた。