第1章 再会から
「んっ...」
朝、目を覚ますと何時もと感覚が違って違和感を覚えた。
そっか、二宮さんが今日からいるからリビングで寝たんだった...
布団から出て、寝室をノックする。
返事が無くそっと部屋に入り込むとそこはすでに誰もおらず、ベッドも綺麗にされていた。
確か、朝早くて夜遅いって言ってたっけ
もう出たのかな
スマホを見てみると、新着メッセージが1件
『起こすの悪いから先出ますね。いってきます。』
何だが二宮さんがそのまま言ってるの、想像できてふっと笑みが溢れた。
何だかんだ、嫌いにはなれない。