第1章 再会から
二宮さんは仕事の事やみんなが元気か色んな事教えてくれた。
私も、就活があまり上手くいってなくてまた戻りたいってつい本音が溢れた。
「はな、みんな戻ってきてほしいって言ってるよ?」
ああ、そんな事言われちゃ甘えちゃうじゃないか
「私も、戻りたいよ...」
戻ってきちゃいなよ、俺ははなが戻って来てくれたらすごく嬉しいのに。
なんて。
二宮さん、今日はやけに甘い言葉を私に投げかけてくる。
「何それ、まるで口説いてるみたいですね。」
笑って誤魔化そうとしたのに
「そうだよ、真面目にはなちゃんを口説いてる。」
なんて真顔で言うから飲んでたお酒でむせかえった。