第3章 自己紹介
カービィを進めている途中、そらるが口を開いた。
そ「んでさ、天月の妹ってなんて名前なの?」
天「今更かい!!!」
ま「いやぁ、聞くタイミングを完全に逃したというかなんというかw」
天「もー…じゃあ、自己紹介して?」
『えと、初めまして!美咲と言います、んと、お兄ちゃんがいつもお世話になってます!』
ぎこちないながらもペコリとお辞儀をする美咲。
元々人見知りな方の自分の妹が一生懸命にしゃべっている姿は、なんとも微笑ましい。
天月はまたまた口元が緩む。
天「さぁお前たち!我が妹が自己紹介したのだ!次はそちらの番だぞ!」
仁王立ち。さらに若干のけぞりながらそう告げる天月をなんとも言えない表情で一瞬見てからまふまふが口を開いた。
ま「初めまして!…なのかな?w 天月くんと同じで歌い手やってます、まふまふです。よろしくね」
すっかり打ち解けたまふまふは、初対面の時とは比べ物にならないほどしっかりとした日本語で自己紹介をした。
一方そらるは、「天月に妹がいたなんてなぁ」なんて、まじまじと美咲を見つめている。
ま「そうですよ!そらるさん知らなかったんですか?!天月くんの友達ともあろう人が!!」
そ「んでだよ!w まふまふも今日知ったんだろ!w」
ま「え‥天月くんの友達ってところは否定しないんですか」
そ「あ、そうだった」
天「なんかさらっとひどくね?!?!w」
ま「てかあなた誰ですかまったく…はやく自己紹介してくださいよ」
天「ソーダソーダ」
そ「はぁ?!…お前ら後で覚えておけ」
はぁ。と溜息をついたあと、小さく手を上げながらそらるは口を開いた。
そ「どーも、この二人と同じく歌い手やってます。そらるです。よろしく。ちなみにこの二人とは友達でも何でもありません。」
天・ま「ちょっとそらるさん!!!ごめんなさいって!!!w」
そらるは言い終えると、謝る二人からフイと顔を背けてしまった。