第4章 お菓子
丁度1つのステージが終わった頃だろうか。
ま「あー、なんかめっちゃ楽しいなぁ。ねぇ、天月くん!生放送しない??」
天「んー?そうだなぁ…」
そ「おい、ダメだろ普通にw」
どうしよう。と言いつつパソコンを立ち上げる天月を止めたのはそらるだった。
その言葉に対し、まふまふはぶぅ。と頬を膨らませ不満と疑問を表に出す。
そ「だってさ、天月の妹も生放送に出ることになるんだよ?」
子供に言い聞かせるような口調でそらるは言った。
そ「俺らはネットで活動してるから別にいいけど、もし天月の妹が天月の妹ってバレたら、大変だろ?」
ま「…そうです…ね…」
渋々だが、一応納得したみたいだった。
天「そっかぁ…美咲がイジメられたりしたら……か、考えるのやめよ…(汗)」
若干の冷や汗をかきながら天月はパソコンを閉じた。
まふまふはと言うと自分の軽率な言動を反省しているのか、はたまた自分の提案を否定されたことが悔しいのか、ただじっと体操ずわりで座っている。
『あ、あの…っ』
そんなまふまふの目の前に、おずおずと手を挙げる(まふまふ曰く)天使が現れた。
ま「?」
『カービィ、1つのステージ終わったし…お、お菓子…食べませんか…』