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うちの◯◯がお世話になってます

第8章 京谷 賢太郎の妹(ハイキュー!!)




そしてここに完全に忘れ去られた男が1人。
その男に及川は近づき話しかけた。


「どーする狂犬ちゃん。
あの様子じゃ妹ちゃん、岩ちゃんにとられちゃうよー?」

「………別に」


プイッと賢太郎はそっぽを向き、及川の質問に答えることなく、その場を去った。


「ふふーん♪
なんか今日から部活が楽しくなりそうだねぇ国見ちゃん♪」

「そう思うのは及川さんだけですよ。
それにあんまりほどほどにしないと岩泉さんから殴られますよ?」

「それは嫌だけど妹ちゃんに猛アタックされてあたふたする岩ちゃんが見てみたいもーん」

「あと、菜々子も気をつけたほうがいいです。
あいつも意外と手が出るの早いほうなので」


国見の言葉に及川は目を丸くさせる。


「えっ……?」

「本人は中学の時、体育の授業でふざけて不良を倒したせいで不良グループのリーダーって噂されてると思っていますけど真相は違います。

同じクラスの女子が不良グループにカツアゲされてると勘違いして一撃でその不良グループのリーダーを気絶させたそうです」

「またまた及川さんをビビらせようとしてそんな嘘を………」

「ちなみにあいつ空手黒帯です」

「えっ………?
ほっ……本当に………?」


頷く国見にどんどん顔が青ざめていく及川。


「ど…………どうしよう……。
今からでも入部を取り消してこようかな………?」

「もう遅いですよ」

「国見ちゃぁぁぁん!!
おっ及川さんに何かあったら助けてよ!?
お願いだから助けてよ!!!?」

「すみません。
俺も自分の身がかわいいのでそれは無理です」


そう言って国見は及川を置いてスタスタとグランドから去って行った。
グランドには挙動不審な及川が残っていたそうな…………。





おわり



NEXTあとがきという名の謝罪


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