第43章 赤葦と木兎さんの……
『あはは、まあねー。』ニッ
赤葦「あの中で付き合うなら俺の理由がなんとなく分かりました。」
『あぁ、年下なのに落ち着いてるし、かっこいいし、包容力とか、すごそうだなーー……って、どうしたの?!』
机にうつ伏せる赤葦くん……。
赤葦「いや、なんでもないです……。」
『ほ、保健室……?』
赤葦「大丈夫です。」
『そ、そう?』
赤葦「あの。期待するんで変な事言うのやめてもらっていいですか。」
『う、うん??』
ダメだ。
木兎さんに似てる。
いや、木兎さんがさんに
似てるのか……。
眩しいほど真っ直ぐな笑顔とか
言葉とか
あ、なんか、今。
言いたいかも。
赤葦「あの、やっぱり保健室行ってきます。」
『え、だ、大丈夫?』
赤葦「すみません、保健室行ってきます。」
先生「大丈夫か?気をつけろよー」