第34章 黒尾のハナシ
黒尾「今日雪降るらしいぜ。」
時計が夜の12時半を示している
『ふぅん。』
黒尾「積もるかな?」
『積もらないと思う。かな、』
黒尾「じゃあ、俺は積もる。」
『積もったら家でないから。』
黒尾「そこはさぁ、女子なら、きゃー!みてみてっ!雪ぃっ!♡とかじゃなくて?」
『……。』
黒尾「おいっ。(笑)」
『可愛くなくてゴメンネー。』
俺は、いま、半同棲中の
の家に来ている
冬は特別だ
夏よりもずっと
原理?理屈?
んん。
寒いと温まりたい
そんな単純な理由とほぼ変わらない
寒いと人肌恋しくなるもんだろ
『おなかへった。』
黒尾「ん?なんか作ろうか?」
『んーん、いらない。ココア飲む』
黒尾「ココア好きだねぇ」
『うん、甘いのが、すき』