第31章 ▽茂庭と同級生
踏み出さなきゃ!!
何も変わんねぇ!!
二口「ねぇ、センパイ?」
『うん?』
二口「二口くんじゃなくて。堅治ってよんで?」
『!堅治っ、…て、呼ぶの少し照れる……!!堅治くん。うん、堅治くん!』
二口「センパイって、素直だね~。照れるとか、可愛すぎるから。」
『素直とか初めて言われたよ……(笑)』
二口「そう言えば気になってたんですけど、笹谷さんと付き合ってるんですか?」
『笹谷?付き合ってないけど……』
二口「昨日の帰りに見たんですよね、まぁ、たまたまだけど。笹谷さんと帰ってる所。俺、妬きました。」
『え、あ、っ、ぁあ!(笑)笹谷に送ってもらっただけだよ!あいつバカだから、教室で寝てたの(笑)起こしたお礼?(笑)』
二口「あの、俺……」
笹谷「なぁ、茂庭。人のモノになってからじゃおせェよ。」
茂庭「……。イイ感じなんだから邪魔するわけにもいかないだろ?(苦笑)」
笹谷「俺はそう思ってお前にを任せたんだよ。好きなやつの幸せを願って……だから、頼むよ、お前じゃなきゃ俺も後悔する。」