第26章 ▽黒尾と天気
黒尾「朝から犬の散歩か!偉いな~。気をつけろよ?」
『さっき……!!!ドキュン!ってした人!!』
黒尾「?!(笑)」
『おにーさん、さっき、ドキュンってしたっ、』
黒尾「ドキュン?」
ん?
もしかして
あの、
ドゥウゥンッ
って音のことか?
俺にはドゥウゥンッってしか聞こえないのに
この子にはドキュンって聞こえるのか……!!!!!
くそっ!!!
『うんっ!!!』
黒尾「あははっ、見てた?」
『う、うんっ!!!!』
黒尾「じゃあ、内緒だけど教えてあげるね~」ニヤニヤ
『うんっ!!!!!!』パァァァアッ
ゔっ!!!!!
なんだこのまぶしすぎる笑顔!!!
くそ!!!
萌えるぅうううあああ!
そわそわしたその子を抱っこして
黒尾「ほら、見えるか?」
『わぁ!!!!おひさまと、くもと、あめだよ!』
黒尾「おー。実はお兄ちゃんな、このボタンで天気操ってんだよ……。」