第24章 赤葦先輩
……
目を開けると
そこには真っ白な天井
真っ白なカーテン
真っ白なーー、
ん?
赤葦「大丈夫?」
木兎「あ、生きてた!!」
『えっと、?』
私は部活が終わって1人で自主練してたハズ……
赤葦「すみません。木兎さんと自主練でスパイク練習してたら、ボールが当たってしまって…」
なんと。私はバレーボールで
気絶したのか?
おそるべし。
バスケットボールよりも
柔らかくて小さいのに。
それに軽いし。
それを、人が気絶するレベルのスパイクを打ってたのか……
『あぁ、いえ、大丈夫です…、もう、帰るだけなんで…!』
赤葦「まだ、だめ。」
木兎「保健のセンセーが1時間くらいはじっとしとかなきゃだめだって!」