第14章 松川彼女
『及川?』
松川「どーおもう?」
『どーおもうって、そりゃ、』
松川「…?」
『しつこい』
松川「…。なんかもっとほかにないの?」
『ないね〜。毎日飽きずに話しかけてくるぐらいだからねー、ふぁあ、』
どうやら眠いらしい。
小さくあくびをして、そっぽむいてる。
松川「ふぅん、じゃあ、どーゆー人がタイプなわけ?」
『さぁ、好きになった人がタイプ』
松川「まぁ、そうだよな。」
最もらしいことを言われた。
確かに俺もそうだ。
『松川は、人を見るのが好きなの?』
松川「なんで?」
『聞いてみた。』
松川「俺、そんなにお前のこと見てた?」
『うん、みすぎ、』
松川「きのせい」
『そっかぁ、』
松川「うん」
いや、気のせいではないけど…
『松川は好きな人いるの?』
松川「うーん、どうだろう」
『ふぁあ、ねむ、』
松川「もしお前だっていったらどうする?」
『んー、I am glad if so.』
松川「へぇ。」
『あぁ、松川って英語わかるんだ。』
松川「しらなかった?」
『うん、ちょっと油断した』
松川「I am glad if so.って、かわいいねぇ〜。」
I am glad if so.
もしそうならば、私は嬉しいです。
『うるさいな、』
松川「will you want me to say . ? " I love you . "」
『そうなのかも、』
窓際むいて、そうつぶやく
。
可愛すぎる。
松川「俺と、付き合ってみる?」
『うん、』
松川「素直だね。」
『ねる、』
松川「あー、ねるの、?」
そうして、教室の一番後ろの席で
小さな愛が1つ。
こんな軽いノリみたいだったけど
俺達はわかってる。
serious relatively
相対的にまじめ。
お互いに本気です。
「will you want me to say . ? " I love you . "」
言って欲しいんでしょ?
愛してるって。
end