第14章 松川彼女
松川side
天気のいい午後の授業ほど
眠いものはない。
英語の授業は苦手ではない
どっかのバカ(及川)と違って
理解している。
だけど、メンドクサイから。
そんな時は考え事をするのが
俺の過ごし方。
…
今日は俺のタイプについて。
そーだな。
誰かがいった
俺の好みは年上だって
実際…どうだろう?
それはエロ本の話であり…
うぅん。最近好きな人が
できてないからよくわからない。
ただ、お金持ってる
綺麗なお姉さんはたまらなく好き。
ちょろいじゃん?
どうせ寂しいんだろ?
って感じ。
まぁ、でも綺麗な人に、
越したことはない。
うちのクラスで言うなら
やっぱり群を抜いてかな。
俺の隣の席に座ってるやつ。
勉強もできる部活もできる。
及川に興味も示さない。
1年の時からクラスが一緒。
最初から群を抜いてモテた。
それに興味無さそうな顔して。
『…。』
あ、目が合った。
『…。』フィ
あ、逸らされた。
あんな感じ…。
まぁ、らしい。
そもそも、アイツ彼氏いるのか?
いや、もしかしたら、いるから
ほかの男達に興味を示さないのかも
しれない。