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ハイキュー!!〈短編・中編・長編〉2

第12章 噂をすれば黒尾くん



黒尾「あーー、さむ。君、研磨と仲いいの?」

『同じクラス…隣の席です。』

むふむふっと、俺を見ながらココアを飲む彼女。

可愛い。

黒尾「研磨にこんな可愛いオトモダチがいるとはねぇ。」

研磨「…。」

『オトモダチ〜。』

そういって手袋をしていない研磨の手を握る。

研磨「…。なにしてんの。あ。あったかい。」

『えへへ〜。黒尾さんがココアくれたから。ポカポカだよ〜。』

なんて可愛いヤツだ。
研磨のやつ、羨ましい。

黒尾「ちゃん?だっけ?」

『はーい?』

黒尾「彼氏いないの?」

『んっ!』

んっ、と、縦に首を下ろす。

黒尾「そっかそっか!むふむふ、」

『??どうしてですか?』

黒尾「いやぁ、可愛いなぁと思って。」

『?!///』

黒尾「黒尾さん、一目惚れしちゃったかも。」

彼女の目をまじまじと見ながら言う。

『ま、まさかぁ、////』

ハハハっ、と目をそらす。

研磨「…。なにいってんの。クロ。ばかなの?」

黒尾「いま、ちゃんが、研磨の手。ギュッてして妬いた。」

『!!/////』

パッと、研磨の手を離す。

黒尾「ね。俺にして。」

研磨「…。」

『っ〜、、/////』

全力で照れるちゃん。
可愛いなぁ。もう。
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