第12章 噂をすれば黒尾くん
黒尾「おーい。なにしてんの?買わないの?」
!
『あ、ごめんなさい。どーぞ。』
急に声をかけてきたのは
多分バレー部の主将さん。
私はバスケ部だから体育館で何度かあったことがある。
何度か電車でも…。
研磨と一緒にいる人だ。
研磨「あ、…。なにしてるの?」
『んーん。なんでもなーい。そろそろ帰ろうかなぁって…』
黒尾「俺知ってるよ?」
『?』
黒尾「はい。どーぞ。」
『!』
そういって手渡されたのはココアだった。
研磨「あぁ、ココア飲みたかったの?」
『え、あ、うん…。』
黒尾「寒いしなっ、飲みたくなるよなぁ。俺も飲む。」
『あ、えっと、お金…もってないので明日返しマス…!』
黒尾「ん?いいよいいよ。俺、サンタだし。ほら。サンタさんからのプレゼントってことで。」
『!ありがとーございますっ』ニッ
研磨「よかったね、」