第2章 黒尾彼女
研磨「おはよ。」
『おはよ〜。』
研磨「また寝癖...。」
『うーん。』
彼女の名前は。
1年生の頃からクラスが一緒で
バスケットボール部に所属してる。
それで、髪が短くて...
雰囲気がクロに似てるせいか
親しみやすくて。
席も近かったし...
はどこか抜けてるって言うか。
この間も変なことしてたし。
...
そう、たしか、一週間前
『研磨、みて。トッポの箱に筆箱の中身入れてみた。なかなかイケた...!!』
研磨「...意味わかんない。っていうかトッポは...。」
『ん?袋に入れたまま筆箱の中に入れた!』
研磨「...ばかなの?」
そして、その日は委員会活動があって...
は保険委員会。
夜久さんと一緒で。
『やばい!遅れる!!!!研磨、あとよろしく!!』
それだけ言い残して筆箱を握って走っていった。
あれ?