第11章 噂の木兎光太郎
木兎「あかーーしーーっ、」
赤葦「なんですか。」
木兎「また断られたぁぁぁあ」
赤葦「あぁ。さんですか。」
木兎「うぅ、、」
木兎さんは数ヶ月前に好きな人が
できてからずっとこの調子だ。
赤葦「次は何に誘ったんですか。」
木兎「俺とひとつ屋根の下花火を見てください!って言った!」
赤葦「木兎さん。なんかの見すぎですか。」
木兎「この間のドラマで島ピーが言ってたんだもん。」
木兎さんがただいま全連敗中なのは
絶対その誘い方のせいだと思う。
最初はたしか
急に
木兎「2人で海に行こう!!!!」
で、まぁ、案の定断られて
しょぼくれモードの木兎さんから
相談を受けたから
率直な感想を伝えた。
赤葦「初めてなのに2人はちょっと…」
そしたら、単純な木兎さんは
木兎「そっか!」
なんて、納得して。
2回目はたしか…
合同ミーティングの時にたまたま目が合って、
木兎「ばきゅーんっ!」
って。
無言でスルーされたって…
そりゃ、スルーしますよ。
目が合ったとおもったら
手で銃を作ってバーン…。
ってゆうか、反応の仕方がわからない。
そもそも、さんって、
なんか、こう、クールだし…
木兎さんみたいなタイプが好きではなさそうなイメージがある。
まぁ、それでも今から部活なわけで。
しょぼくれモードは面倒