第2章 秘密と彼女
あの日から俺は昼休みは澪と屋上で過ごすようになっていた
今日の放課後、烏野との練習試合
その日の昼休みも俺は澪と一緒に屋上にいた
「ねぇ、今日練習試合あるんだけど、見に来てよ。」
俺は弁当を食べながら、彼女に話しかけた
彼女はしばらく考えてから
《今日ならいいよ。》
と携帯端末に打った
「本当に?じゃあ、待ってるよ。」
《バレーはわからないけど頑張って》
そう彼女は打って見せてくれた
最初は素っ気なかった彼女の返事も少しずつ感情が読めるようになってきた
俺にとって幸せな時間だった