第14章 幼馴染からの脱出 14
美稀「何それぇーーーー!!!!!!!!」
れな「わぁーーーー!大きい声出さないでっ!!」
慌てて周囲を見回して、知り合いがいないか確認するれな。
美稀「だって、だってぇ!!何、何~その羨ましいシチュエーション!いつの間に三角関係なってたの?!」
れな「さ、三角関係?って言うのこれ??」
美稀「うわぁ〜現実の初恋もまだのれなが相手じゃ苦労しそうだねぇ先輩達も(笑)」
同じ日に知念と涼介の二人から迫られた翌日、美稀に相談がてらファミレスで長居している二人。
れな「え〜、私の心配は??貞操も何もあったもんじゃないよ」
美稀「好きな人の事を考えると、嬉しくなって自然と笑顔になっちゃったりぃ、胸がきゅう~んっとなって苦しくなったり、今のとこどちらにもそんな感じしてないんでしょ?」
れな「んーそうだね。。。」
美稀「あーもう、この幸せ者〜!二人のファンが聞いたら泣くよぉ」
れな「そんな事言われてもさ〜どうしたらいいかを相談してるんじゃない!」
美稀「じゃぁ、私達が協力してあげよう!」
れな「私達?」
美稀「実はね、藪先輩から告白されて付き合う事になったのぉ!!」
れな「えー!!前に言ってた人って藪先輩だったんだね!良かったね~美稀おめでとう〜〜!!」
美稀「ありがとー!新歓合宿から距離を縮めた甲斐があったわ」
美稀「いいこと思いついた!れなはまだヤキモチってしたことないでしょ?だから、先輩達が女の子といる状況を作って、どっちがヤキモチ焼くか試してみるってのはどう?!」
れな「でも、サークルでだって女の子と話したりしてるとこ見たことあるけど?」
美稀「ま、私に任せて!今週、藪先輩とウォーターパーク行く予定なんだけど、ルーモスとシックスセンスのみんなと、ついでに有岡君も誘って行こうよ!」
れな「ぅん」