第11章 深呼吸しろ、大蛇丸ー大蛇丸、カブトー
「薬師。煩わしい」
「いや、違うだろ。面倒臭い。面倒臭いだ。駄目だ、煩わしいなんて言っちゃ。仮にも大蛇丸様だぞ?」
「・・・・カブト、今台詞を入力し間違えなかった?打ち直さなくていいの?一から十まで全部間違っちゃったでしょ?・・・・・間違えたよな?」
「荒浜、この人は天使で悪魔で神様でおじおばちゃんだぞ?駄目だ、煩わしいなんて言っちゃ。実は大蛇丸様だぞ?」
「・・・・捨てるわ。パソコンだと思ってたカブトという名の空段ボールを捨てるわ。断捨離2016」
「オロカ丸」
「・・・・・・・うふ。うん。・・・・・ぶうぅぅッころおおォォおおォォォォォすッ!!!!!!そこへ、そこ・・・・・、動くな、この!ちょ、くら、じっとしてなさいよ!ああ、もう!どこでもいいわ、もう!そこらへんに、なおれええェェェいッ!!!!!」
「ハ」
「え?・・・笑った?今笑った?」
「笑ってましたねえ・・・・」
「笑うとこ!?今の笑うとこおおおおォォォォォ!!!!????」
「・・・・面倒な・・・」
「・・・・だろ?(小声)」
深呼吸しろ、大蛇丸。