第7章 阿伏兎
阿伏兎「あのアホ団長何処いきやがったってんだ」
そう呟いたとこで、見つるかる訳もねェか、
ボヤきながらも、夜の街を探がしまわってみる
そしたらどうした、目の前に、今にも飛び降りそうな女がいる
阿伏兎「お嬢さん、そんなとこ立ってたらあぶないぞ」
この高さからじゃ、地球産は持たねェだろう
ひより『死のうとしてるから関係ない』
女は此方に見向きもせず、そう言うと飛び降りた
阿伏兎「おっと…危ェ」
死ぬってんなら売り飛ばして、金にでもするつもりで女を肩に抱え
阿伏兎「どうせし死ぬんだろ」
そのまま、船に戻ることにした
あぁ?団長?そんなのその内戻って来るだろうよ、すっとこどっこい