第3章 斉藤終 (甘々)
借りた着物を着て、脱衣場から廊下に顔を出せば
斉藤「…」
ついておいでと言う仕草をされ、後をついて歩くと
斉藤隊長の部屋に通された
そうすると、開いていた戸を閉め、濡れた着物を持って部屋を出ていってしまった
というか、、、下着まで持って持って行っちゃた…
着物の間に挟んでたから、びっくりしないかな?
なんて考えてみたり
暫くすると、戻って来た斉藤隊長は、また何かを書き出して渡してきた
「着物が乾くまで此処に居て良いZ」
そうか、戸を閉めたのも私の為だったんだ…この人は喋らないから気がつかなかったけど、本当はとっても優しいんだなと…思いながら
ひより『ありがとうございます』
お礼を告げれば、斉藤隊長が少し赤くなりながら顔を反らす
不思議に思いながら、自分の胸元を見れば、少しはだけている
慌てて胸元を隠しながら
ひより『こっこれは違いますよ!男物だから、はだけやすくてわざとじゃ』
テンパって立ち上がろうとした瞬間に、裾を踏んでしまい、倒れてしまった
そして、私が斉藤隊長を押し倒す形になってしまい
裾を踏んでしまった拍子に、前が全て露になってしまい、更に焦っていると
斉藤隊長が、ギュっと抱きしめて来た
ひより『えっ』
少しの間が開いたと思えば
隠していた口元を出し、唇を重ねてきて
離れたと思えば、唇を何度も甘噛されるように
かじられる唇が、優しくてとろけてしまい、お互いにかじり合う、形になって、しまい
やがて、舌を絡める濃密なものに変わった…