第7章 クリスマスの対決
素足に冷たいシーツの感触が伝わる。酒で熱くなった肌を冷ますようで心地よかったが、そこである事に気付く。
ベッド?なんでベッドの上にいるんだ?
「あの、ここ何処なんですか?なんで俺、ベッドに」
「白水先生酔いつぶれちゃったからね。ホテルで休む事にしたんだよ」
「あぁ、なるほど…」
それで納得した。見渡すと確かにどこかのホテルのようだ。
確かに後半から記憶なかったし…また迷惑かけちゃったなぁ。
「んで、ついでにここでお前をかけて勝負しようって話になったんだよ」
「勝負?え、勝負って…何の勝負ですか?」
「忘れちゃった?クリスマスどっちと過ごすかまだ決めてないだろ?」
「あぁ…」