第7章 クリスマスの対決
人賑わう居酒屋。
飲みにやって来た銀八、和虎、八雲の席は周りと違い何故か重たい空気が漂っていた。
何この空気…。
なんで誰も喋らないの?なんで二人とも無言で酒飲んでんの?あれかな。俺がちゃんと二人に連絡しなかったから怒ってんのかな。
もしそうなら今すぐ謝りたいけど、口開きにくい。頼むから誰か喋って!
その祈りが通じたのかは分からないが、坂田先生が俺の方を向き口を開く。
「なぁ、八雲」
「は、はい?」
「ちょっと一つ聞いていいか」
その言葉にそれまで黙っていた執間先生もこちらを向く。
「俺からも一つ質問いい?」