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【3Z】男子の本懐【R18/BL】

第1章  爆裂ボーイズ





「はぁ!?お前、何言って…っ!」



トシが顔をこちらに向けたのをいい事に、すかさず唇を奪う。慌てて口を離そうとするけど、そうはさせない。トシの後頭部を手で押さえ、更に深い口付けを交わす。



「っ…ふっ」



渇いた唇に舌を割り込ませ、口内を舌で掻き回した。次第に抵抗も薄れ、トシも舌を絡ませてくる。



「はっ…」



まだ足りなかったけど、口を離しお互いに小さく息を吐いた。未練のように透明な糸がトシと自分の唇を繋ぎ垂れ下がる。
頬を赤く染め、とろんとした目つきで俺を見つめるトシの顔を両手で包み込み、額と額をくっつけ合わせる。こうするとトシは逆らえないって知っている。



「ね、いいでしょ?トシ」



「…今回だけだからな」



「やった!」



渋々といった感じで返事をするけど、ホントは分かってる。トシも内心では期待している。だってトシの下も俺と同じようになってるからね。
キスだけでこうなっちゃうなんて、ホントやらし過ぎ。言ったら怒っちゃうから言わないけど。

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