第3章 特別な感情

「嫌じゃ…ないです。続けて下さい」



耳元で、白水先生が微かに笑う。
太ももからゆっくりと長い指が這い上がる。尻の割れ目にたどり着くと、形を確かめる様に蕾を指でなぞり上げる。
思わず息を飲みかけて、唇を噛んだ。



「ひっ…っ！」



窄まりを広げる様に、白水先生の指が奥へ奥へと入ってくる。異物が体内に侵入する感覚に全身に鳥肌が立った。
そのままねじ入れられた指は、ぐにぐにとまるで別の生き物のように中で蠢く。



「キツイな。…今日はまだ無理か」



耳元でそんな囁きが聞こえた。
空いている右手が前に伸びると、性器を緩く掴んだ。それだけでも快感が腰の奥からせり上がってくる。



「っ…く、ぅ…んっ」



根元から軽く扱かれると、それはヒクリと震え硬さを増した。
後ろはなおも中を指で犯され続け、身体は異常なほどの興奮に包まれていく。