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【3Z】男子の本懐【R18/BL】

第2章 アブノーマルカップル



映画館の外のベンチに座り、ボンヤリと空を見上げる。
飲み物を買いに行っていた沖田先輩が戻ってきて、それを無言で受け取った。その反応に沖田先輩は不満そうに口をへの字に曲げる。



「なんでぃ、機嫌わりーな。嫌じゃなかったろ?あーゆうのも」



そういう問題じゃないし…。
答える代わりに大きく溜め息をつく。

ただデートを楽しみたかっただけなのに、結局こういう事になるのか。…やっぱりセフレとしか思ってないのかな。

そう思うとやはり溜め息が出てしまう。



「…何が不満なんだよ」



俺の隣に座り、暗い表情のままの俺の顔を覗き込んでくる。もういっそハッキリ聞いてしまおうか。



「沖田先輩って、俺の事どう思ってます?」



「は?何いきなり」



怪訝な表情を浮かべ首を傾げてくる。それでも構わず言葉を続けた。言いたい事を全部ぶちまけたかった。

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