第23章 ある日の居酒屋の会話【長編番外編】
「…あ、すいません。重い話になっちゃって。飲みましょうか」
「……え、続けろって?そんな、止めましょうよ。飲みの席でこんな辛気臭い話。…全部さらけ出すのが飲み会の醍醐味?えー、ホントかなぁー」
「…じゃあ、お言葉に甘えて続けますとね、…俺、本当は自己中で、頑固者で、子供みたいに人に甘えたくなる人間なんですよ」
「それは知ってた?ハハッ、ホント、何でもお見通しなんですねぇ、あなたは」
「まぁそんな自分を周りに知られたら、きっと嫌われて誰も俺と居てくれないと思って仮面被ってきたわけですけど」
「おかげで上手く生きてきたつもりでした。何事もなく大学に進んで、教師になって」
「銀魂高校に赴任して、これからも今まで通り、淡々とした生活を過ごすんだろうなって思ってたら、初っ端から晋助に壊されちゃいましたよ」
「犯されて、脅されて、玩具にされて…ハハッ、これだけ聞くと出来の悪い官能小説みたいだ」