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【3Z】男子の本懐【R18/BL】

第16章 ある昼休み【長編番外編】





「まぁ、確かにグループの溜まり場にいきなり知らない奴来たら、嫌だよな。…お詫びとお礼を兼ねてさ、また子ちゃん良かったらこれ貰ってくれないか?」



フン、あたしも餌で釣ろうって魂胆っスか。他のバカとは違ってそう簡単に動かないっスからね。

そう心の中で突っぱね八雲が懐から取り出した物をチラリと見て目を見開く。
八雲が取り出したのは数枚の写真。しかし一番重要なのはその写真に写っているものだった。

し、晋助様の写真!?しかもプライベート写真!な、なんでこんなもの…!
お風呂上がりの晋助様エッロ!!こっちはうたた寝してる写真!可愛い!い、いや!私がこんな物で屈するわけには…あーけど欲しいっ!
半裸の晋助様の写真なんて貴重すぎる!けど…けど!!!



「ご希望ならまた違った写真も持ってくるけど」



その言葉でまた子の揺らいでいた心は完全に傾いた。



「ま、まぁ、あたしらの邪魔だけはしないで欲しいっス!それさえ守れば居てくれても構わないっスよ!」



「ありがとう、また子ちゃん」



八雲は笑顔を浮かべながら心の中でほくそ笑んだ。

この子が一番チョロいな。


かくして、高杉一派に八雲もメンバーに含まれる事となったのだった。

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