第14章 チョコの隠し味はウサギ
そのまま指が二本、三本と増やされ中をぐちゃぐちゃに掻き回される。薬の効き目が切れる気配はまったくなく、抵抗する気力は完全に失われた。
それどころか自ら刺激を求めるように足を大きく開き、腰をベッドから浮かせている。
「プライドの高い八雲が自分からこんな強請るなんてね。俺の指そんなに気持ち良い?…ねぇ、八雲」
彼が耳元で聞いてくる。
甘く熱っぽい彼の吐息にさえゾクゾクとし、どうにかなってしまいそうだ。
「ねぇ、俺にどうされたい?」
獣のようにギラついた瞳が俺を見つめる。
視線だけで犯されているように感じてしまい、身体の熱は更に増す。薬に冒された俺の身体は、身も心も淫乱に成り変わっていた。
「ねぇ…八雲は俺にどうされたいの?」
再度尋ねられ、俺は操られたように口を開いた。
「っ…早く…挿れてくれっ」