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【3Z】男子の本懐【R18/BL】

第13章 そういう男



そうこうしている間に注文したものが運ばれテーブルに置かれる。
メニューの豊富さだけでなく品にもこだわっているようで、目の前のオペラはとても美味しそうだ。



「…いただきます」



フォークを柔らかなケーキに突き刺せばゆっくりとフォークが下に沈む。
一欠片掬い口に運ぶと、口いっぱいにチョコの甘さとコーヒーの苦みが広がる。カカオ特有の香りが鼻をつく。


普段そんなに甘い物食べないけど、これは美味いな。


止まる事無くフォークを動かす。
そんな俺を見て小太郎はクスリと笑いを零した。



「気に入ったようだな」



「あぁ。…美味いよ、これ」



「そうか。なら、来た甲斐があったな」



俺の返事に小太郎は嬉しそうに笑みを浮かべる。

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