• テキストサイズ

【3Z】男子の本懐【R18/BL】

第12章 恋とは【長編番外編】





「魔法の薬だよ。癒す事も出来るし傷付ける事も出来る。それでも使えば許せちゃうんだよ。温かくて、気持ち良くなれる。それでまた欲しくなる」



「まるで麻薬だな」



「ははっ、そうかも。だから繰り返すんだろうなぁ」



八雲が肩に凭れ掛かり、じんわりと肩が温かくなる。そっと頭を撫でてやれば、気持ち良さから彼はゆっくりと瞼を閉じた。



「うん、実際そうかもな。お前の薬は強力だから、また欲しくなっちゃう」



その言葉に小さく喉を鳴らす。
コップをそっとテーブルに置き、八雲の顎を指先で持ち上げ触れるだけの口付けをする。リップ音が小さく部屋に響いた。

/ 263ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp