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【3Z】男子の本懐【R18/BL】

第10章 告白の言葉



後始末を終え、二人の間に重い沈黙が続く。
八雲も俺を責める事もせず、ただ黙って壁に背中を預け身体を休めていた。



「…まだ、あいつと続ける気か?」



八雲の横顔を見つめ尋ねる。八雲は答える事も、俺を見る事もしなかった。



「…どうにかならねーのか?」



やはり返事はない。


…当たり前か。


俯き小さく息を吐く。
あんな事があった後で、素直に答えてくれるわけがない。もう、今までの関係ではいられないのかと思うと、酷く胸が痛んだ。



「………トシ」



八雲の呼び掛ける声に顔を上げ視線を向ける。
大粒の涙を流しながら俺を見つめる八雲の表情に、息をのんだ。

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