第10章 告白の言葉
「ハッ…まるで売女じゃねぇか。ここ弄られて気持ち良いのかよ」
「っ…」
顔を真っ赤にさせながらふいと顔を逸らされてしまう。俺は小さく舌打ちをした。
「だんまりかよ。どうせすぐ口開くくせによ」
「んぁっ!はっ、あ!っ…んんっ、ぅ!」
指を引き抜き、代わりに自身を一気に飲み込ませた。八雲は弓形に身体をしならせ淫らな声を上げる。
すんなりと中に挿入る事が出来たが、内壁が俺のものを締め付けてくる。
「気持ち良さそうだな。随分いやらしい身体に躾けられてんじゃねーか」
こんな事を言いたいわけではないのに、口を開けば八雲を罵倒する言葉が飛び出してしまう。八雲は目に涙を溜め、耐えしのぐように唇を噛み締めていた。