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【3Z】男子の本懐【R18/BL】

第9章 責任とってね





「…いいのか?」



そう尋ねれば、八雲は口元に笑みを作る。だがその笑みはとても悲しげで、耐えているようだった。



「元々、酔った勢いでしたからね。仕方ないですよ。このまま続けたら、貴方を苦しめるだけですから。なかった事にしましょう。その方が…っ!」



腰に腕を回し抱き締めると、八雲は驚き目を丸くさせる。

だが、こんな事を言われて抱き締めずにはいられなかった。



「取り消しになんてするわけねーだろ。…このままでいい」



「でも…」



「酔った勢いだったけどよ、言った事は本当だ。お前の事大事にしたい。…責任とらせてくれ」



原因は最低なものになってしまったが、こいつとこれから一緒にいるのも悪くない。
それに俺が少なからず八雲に好意を持っているのは確かだ。

八雲の肩を掴み、しっかりと見つめ俺は告げる。

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