第1章 爆裂ボーイズ
「ぁっ、っ!く…っ!」
必死に声を耐えてはいるようだが、微かに開いた口から喘ぎ声が漏れる。赤く染まった頬と、汗で濡れた身体がなんとも淫靡な雰囲気をまとっている。
「トシ可愛い。俺やっぱお前の事好きだ。じゃなきゃこんなに燃えないよ」
「ん…ふ…っ、ぁっ!」
ぎちぎちと締め付けられるそこを更に大きく押し広げ、中を強く擦り立てる。
「ね、我慢しないで。声聞かせてよ」
そうお願いすると、トシは弱々しく首を振り、荒い息を吐きながら涙目で俺を見つめる。そのまま顔が近付いてきたかと思うと唇を貪る。
強く吸い上げるとくぐもった喘ぎ声が喉の奥から鼓膜まで反響するかのように聞こえる。
「んっ!ふぅっ、っ!…」
うっとりと上気した顔はまるで恍惚としている。潤んだ瞳は虚ろだが、早く動いてくれとせがんでいるようにも見える。
それがあまりにもいやらしく思え、救いを求められても今は何も考えられない。
トシをしっかりと抱き締め、腰を激しく揺すり内壁を強く擦り立てる。
「トシ…好き、大好き」
「んっ…んぁっ!くっ…うっ!」
もう声を抑える事すら忘れてしまっている。肉がぶつかる音を響かせながら、愛しい恋人の身体を揺さぶり続ける。