第9章 責任とってね
カーテンから差し込む太陽の光に目を覚まし、のそりと体を起こす。
あー…頭いてぇ。完全に二日酔いじゃねぇか。
酒の影響でズキズキと痛む頭を押さえながら坂田銀八は大きく欠伸をする。
年が明け、銀魂高校の教師達と新年会をしたまでは覚えているが、その後の事はまったく覚えておらずいつの間にか自分の家のベッドで寝ていたという状況だった。
確か、どっかの居酒屋であいつ等と飲んで…そっから誰かと二人で飲み直してた気がすんだよなぁ。
…誰だっけ?
つーか俺裸じゃねぇか。酔って脱いじまったか?
いい歳して情けねぇなぁと思いつつ床に散らばった服をかき集めると、ゴミ箱に視線が止まる。
…なんでゴミ箱の中ティッシュとゴムまみれなの?
俺酔った勢いで女連れ込んじまったのか?誰を?いつ?オイオイ酒に酔ってたからって何しちまってんの俺!流石にヤベーだろ!
つかマジで相手誰!?知り合い!?いや知り合いは避けたい!けど全然思い出せねぇえ!!
まったく思い出せずただ一人でテンパっていると、ガチャリと寝室のドアが開く。