第7章 クリスマスの対決
「うん。白水先生がどちらか決めるまで何度も抱いてあげる。何度もね…」
俺は…クリスマスが来るまでに、どちらか決めないといけないのか。けど、決めれない。どっちかなんて、決めれない。
「今はまだいいぞ。クリスマスまで、まだ長いんだからな。勝負はこれからだ」
「あっ…」
答えを考え出す前に、再開された愛撫に身体を捩る。
分からない。決めれるわけがない。
ただ、この快楽をいつまでも味わっていたい。その気持ちだけは本当だった。…けど、そんなの許されるわけがない。いつかは決断を出さないといけないんだ。
だけど、今だけは…今だけは…
二人の愛を受け止めながら、俺はいやらしく喘ぎ続ける。
この悦楽を、楽しみたいんだ。