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ココロノ声
第1章 不安
この思いは誰も知らん。
俺も当時は気づいてなかってん。
上京して、ガムシャラに働いてたまにキャーキャー言われて。
満足しとったはずなんに、空っぽの家帰ったら胸の中も空っぽで。
みんなが書いてくれた『頑張って』の文字、それ見て泣いた日もあった。
負けるわけにはいかん、そう思った時に浮かんださんの心配そうな不安そうな笑顔。
自分の気持ちに気づいた瞬間や。
まぁ俺の勘違いで独りよがりかもしらん。
けどさんの笑顔がみたい。
そう思うのってやっぱり好きやからやろ?
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