第16章 特別扱い――村上鋼
幸せな時間を過ごしていたが、覗き見していた荒船たちが部屋に転がり込んできたため、荒船と当真が夏海に何時間も説教されていたのは言うまでもないだろう
「…………ヘッ…………鋼と付き合えたのは誰のおかげだと思ってんだ………!」
『………ハァ!?』
「だいたいお前らイチャイチャし過ぎだったんだよ!」
『そんなこと言ってるからモテないんだよ!鋼を見習え!』
「うっせーよ!余計なお世話だ!!」
「リア充爆発しろ!!」
「それだけはないな」
『私と鋼は離れないもんねー』
「「マジで爆発しろ!!」」